sebanyak-110-tenaga-kerja-indonesia-tki-bersiap-untuk-diberangkatkan-_120507165217-393

インドネシアのホワイトカラーと外国人就労者の今

photo from republika online

こんばんは!だいぶ秋めいてきましたがいかがお過ごしでしょうか?

夜はだいぶ寒くなってきて、風邪をひかないように気を付けてくださいね^^

さて、今日はインドネシアの人材について。

現在外資系の企業がどんどんインドネシアに進出する中、能力の高いインドネシア人が求められています。

日系企業による現地採用もかなり行われていて、

JACリクルートメントが発表した統計によると、2013 年第2四半期(4~6月)の求人数は前年同期比38%増、伸び率はアジア5カ国で最大。

現地採用求人数の伸びは全体で前期の5%からマイナス5%に転落した一方で、インドネシアは唯一プラス成長。

現在は大企業というよりは中小企業の現地採用も多く、

事業開始時には日本語人材を必要とするため、総務・人事マネジャーや秘書、通訳などの供給が追いつかないそうです。

外国人就労に関しては、

実は外国人がインドネシアで働くためには下記の条件(他にもあります)が主に求められます。

・特別な技術、能力を持っていて、インドネシアの人材や経済に寄与できる人物

・インドネシア語でコミュニケーションができる

等々。。。

ちなみにインドネシア語でコミュニケーションというのは現在法律ではかなり高いレベルを要求しているそうですが、

実際には適用されていません。実際に具体的な処置がないのが現状です。なので別にインドネシア語できなくても

働いている人はいっぱいいます(笑)

ただインドネシア人の雇用を確保するために今後外国人就労者の条件を厳しくする可能性は十分に考えられるといえます。

実際に、2015年の東南アジア共同体(AEC)の発足に向けて、インドネシア人労働者の人材開発を進めるために、規制を強化しようとしています。

労働・移住省が2012年2月29日付で外国人の就任を禁じる19役職の規定(労働・移住省規定2012年40号)を発布しており、2012年の外国人労働者数は前年比6%減の7万2,427人で、規制により既に影響が出つつあります。

ちなみにその19役職とは、

・人事役員(Direktur Personalia/Personnel Director)

・産業関連マネージャー(Manajer Hubungan Industrial/Industrial Relation Manager)

・人事マネージャー(Manajer Personalia/Human Resources Manager)

・人事開発スーパーバイザー(Supervisor Pengembangan Personalia/Personnel Development Supervisor)

・人事採用スーパーバイザー(Supervisor Perekrutan Personalia/Personnel Recruitment Supervisor)

・人事斡旋スーパーバイザー(Supervisor Penempatan Personalia/Personnel Placement Supervisor)

・従業員キャリア開発スーパーバイザー(Supervisor Pembinaan Karir Pegawai/Employee Career Development Supervisor)

・人事管理担当(Penata Usaha Personalia/Personnel Declare Administrator)

・人事・キャリア専門家(Ahli Pengembangan Personalia dan Karir/Personnel and Careers Specialist)

・人事専門家(Spesialis Personalia/Personnel Specialist)

・キャリアアドバイザー(Penasehat Karir/Career Advisor)

・労働アドバイザー(Penasehat Tenaga Kerja/Job Advisor)

・職業指導・カウンセリング(Pembimbing dan Konseling Jabatan/Job Advisor and Counseling)

・従業員の仲介(Perantara Tenaga Kerja/Employee Mediator)

・職業トレーニング管理者(Pengadministrasi Pelatihan Pegawai/Job Training Administrator)

・職業インタビュアー(Pewawancara Pegawai/Job Interviewer)

・職業アナリスト(Analis Jabatan/Job Analyst)

・職業安全専門家(Penyelenggara Keselamatan Kerja Pegawai/Occupational Safety Specialist)

ちょっと定義があいまいな感はありますが、、、人事に係るものは基本的にアウトって感じですね。

人事をインドネシア人が担当することで、できる限りインドネシア人を採用させ、インドネシア人に合った教育方針を

徹底させることが目的であることは間違いないでしょう。

当局の見解としては、教育レベルの高いインドネシア人の失業率はアジアで最高水準になっており、十分にインドネシア人の労働者の能力を生かし切れていないことが背景としています。

就労許可の数は国籍別に上位3位が中国(1万291人…2013年1月~8月)、日本(9,788人)、韓国(6,013人)で5割強を占めています。

上記のようにインドネシアで外国人が働くには、単なる労働者としてではなく、インドネシアにとってメリットのある労働者なのかを判断されてしまう可能性が十分にあります。

さて、それではそんないまのインドネシア人の働き方はどの様なものなのでしょうか?

米ボストン・コンサルティング・グループの調査によるとインドネシアで新卒者の6割近くが3年以内に離職するそうです。(2013年5月時点)

最も多かった理由としては「キャリアパスが不明瞭」、2番目は「待遇の低さ(給与水準など)」。

転職が経験とキャリア形成に有益だと考えている新卒者も多く、新しいポテンシャルのある社員を十分に育て上げるのが難しい状況になっています。(日本だとよほどのことが無い限りやめないか、やめてもキャリア形成とかという理由ではやめませんよね)

また、新卒ではなくても、仕事に対して満足度はあるものの、より高い報酬を求めている声が大きくなっています。

NNAの調査では100名中61%が仕事に対して満足しており、2012年10月時点の48%から拡大。

(調査対象:年齢…20 代約5割、30 代約3割。大卒以上7割、地位は一般社員7割弱)

特に一定の役職にもつき、給与が高い30代が75%で最大。国内経済の恩恵をうけ、昇給率が上がっていることが背景にあります。

最低賃金の上昇も満足度が高い要因になっているとも考えられます。

ただ一方で同業界内での足並みもそろっていないのが現実で、賃金の基準を定め、市場に合わせていないと優秀な人材確保が難しいといわれています。

不満の理由としては「昇進機会」が2012年の調査の12%から33%、「職務」は7%から23%、地位が3%から21%に上昇しています。

今後のキャリアアップに関しては「管理」が5割近く、「リーダーシップ」が42%、「コミュニケーション」が39%、「外国語」が30%。

外国語は英語が7割、中国語13%、日本語10%と続いて学びたいとされています。

「外資系企業」を希望する割合は33%で、「国営企業」の15%、「現地の民間企業」の8%より高くなっています。

ただ、「特にこだわらない」が33%から44%へと伸びているため、必ずしも給与など条件がよければどこでも、というような風潮も生まれているのではないかと思います。

転職してみたい業界では「通信」が26%で首位。これに「鉱業」「エネルギー」「金融」が続いているそうです。

上記の記載は主にホワイトカラーがメインですが、賃金や待遇、キャリアアップの手段として転職することを良しとしているインドネシア社会では、先ほども述べた様に一企業に能力が蓄積されないことが問題になっています。そのために、上司にたまった能力や素質が部下に反映されないままに次に行ってしまう、、そういった流れを止めない限りは当局が達成しようとしているインドネシア人の雇用は、企業のニーズに合う人材がいなければ、促進されないどころか、どんどんそのニーズを埋める外国人で埋まってしまいます。

インドネシアでは中間管理職が少ない、という記事をどこかで読みましたが、それは能力のある人はどんどん上に挙がるけど、

上手く能力を蓄積できない状況にある若者が中間管理職に上れないというのも背景にあるのではないでしょうか。

社内で共有できる知識やスキルを十分に活用できずに、セミナーやビジネス研修などで補うしかないという現状も考えられます。

またブルーカラーも結局ブルーカラーからホワイトカラーに登用する環境が無い現在、ホワイトカラー内で二極化が起こり、

その下でブルーカラーがホワイトカラーの中に入っていけないという、3極化が進んでいる気がします。

まとめると、

 

現状及び課題①ブルーカラーはホワイトカラーに行ける実力主義的な環境がない(職場はただ金稼ぎの場所、キャリアアップなどできないのでデモで主張)ため能力もたかまらない

現状及び課題②ホワイトカラーは転職が給与・待遇・キャリアアップとして魅力であるために会社内での知識や技術の蓄積が起こりにくい

→能力を高めるホワイトカラーとそうでないホワイトカラーの二極化+ブルーカラーで三極化

この三極を埋めるべくインドネシア人を育成できる仕組みを構築できなければ、外国人登用になって、インドネシア人の雇用は促進されなくなってしまうのではないでしょうか。(もちろんだから外国人が簡単に登用されるか、といえばそういうわけではないですが)

 

さて、インドネシアでの人材の動きを見えきましたが、この動きを実際に握っている人材会社、特に日系の同業界はどのような動きをしているのかを次回お伝えいたします。

インドネシア語関連記事:

http://finance.detik.com/read/2012/03/10/113532/1863365/4/wiih-19-jabatan-di-perusahaan-ri-diharamkan-bagi-orang-asing?f990101mainnews

Leave a Reply

Fill in your details below or click an icon to log in:

WordPress.com Logo

You are commenting using your WordPress.com account. Log Out / Change )

Twitter picture

You are commenting using your Twitter account. Log Out / Change )

Facebook photo

You are commenting using your Facebook account. Log Out / Change )

Google+ photo

You are commenting using your Google+ account. Log Out / Change )

Connecting to %s