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インドネシアの二輪車販売の状況と傾向

こんにちは~現在日本は3連休の真っ最中、明日は体育の日!みなさんいかがお過ごしでしょうか?

インドネシアでは土曜日から火曜日まで4連休。10月15日火曜日はイドゥル(イード・アル)アドハ、日本語では犠牲祭といってイスラム教で定められた宗教的な祝日になります。

(月曜日はインドネシアの政令指定休日。この時期にメッカに巡礼に行っている方もいるので、それを考慮しての休日だと思われます。今日はまさにイスラム教の大巡礼「ハッジ」をしている方はメッカでお祈りをしていることでしょう。

イドゥル・アドハはアブラハム(5大預言者の一人)が進んで息子のイスマーイールをアッラーへの犠牲としてささげたことを記念する日だとされています。

以下wikipedia:イード・アル=アドハーはヒジュラ暦12月10日から4日間にわたって行なわれる。この日は世界中のムスリムによるサウジアラビアメッカへの毎年恒例の巡礼においてアラファト山を降りる日の翌日にあたり、

すなわちハッジの最終日である。また、巡礼に参加していないムスリムも動物を1匹生贄として捧げ、この日を祝う→インドネシアでは山羊です。Kambing(カンビン)です。)

さて、本日はそんな大事なお休みのなかでもブログをお届けしていこうと思います。本日はインドネシアの二輪車について。

先日は四輪車についてやりましたので、今のインドネシアでの二輪車の販売状況やその傾向についてお伝えいたします。

インドネシアの二輪車保有台数は2012年に4人に1台といわれる所有率となりました。ただ東南アジアの中ではベトナムなどの3人に1台よ りもまだ低い水準で、

まだまだ成長はなはだしいです!

ハイライトで確認すると販売台数(出荷ベース)はこんな感じ。

二輪車製造業者協会(AISI)によると、

1~5月は前年同期比3.3%増の326 万4,191台。

1~8月は前年同期比9%増の512万台。

1~9月は前年同期比9%増の579万1,003台。

とくかく増える増える増える、、のです。少し飛び飛びになりますが、月毎に2013年の販売の動きを見ていきましょう。

【2月】

《全体》

二輪新車販売台数(速報値):前年同月比1.9%減の65 万3,357台。

《首位:ホンダ》

販売台数:前年同月比12.8%増の40 万1,103台、過去最高だった2011 年10 月以来となる40 万台超。

シェア:前月の61.6%から62.1%に上昇。

《2位:ヤマハ》

販売台数:21.6%減の20万2,102台。2か月連続での20万超え。

シェア:前月から0.1 ポイント落として31.3%。

《3位:スズキ》

販売台数:8.9%減の3万7,720台

シェア:前月から0.5ポイント増の5.8%

《4位:カワサキ》

販売台数:6.5%増の1万913台

シェア:1.7%

《TVS from インド》

販売台数:46.8%増の1,519台。

2月は全体的に販売台数が落ちています。

2月の2輪車販売に影響を与えた要因は、

①同月はインフレ率が20 カ月ぶりに5%台に上がったため、耐久消費財の購入を先延ばしした消費者が多いことが前年割れを引き起こしている

②車両ローンの頭金規制の対象に、昨年半ばからの商業銀行とノンバンクだけでなく、今年1月からのシャリア(イスラム法)方式を採用したノンバンクが加えられたこと

2月は、ハイライトで見た時よりは明らかに販売台数に影響を畠える要因が絡んできています。

【5月】

二輪車販売台数は前年同月比5.5%増の64万4668台。

《首位:ホンダ》

販売台数:前年同月比前年同月比3.2%増の37 万3,435台。

シェア:前年同月の59.2%から57.9%に。前月からは1.6ポイント減少。

《2位:ヤマハ》

販売台数:22 万2,693台で、5カ月連続の20 万台以上。前年同月比11.4%増

シェア:32.7%から34.5%に上昇。

《3位:スズキ》

販売台数:9.8%減の3万2,768台と、2カ月連続で3万台超

シェア:前年同月の5.9%から5.1%に減少。

《4位:カワサキ》

販売台数:19.5%増の1万4,771 台。

《TVS from インド》

販売台数:32.6%増の1,001 台で、10 カ月ぶりに1,000 台以上

2月より影響は和らいだものの、月間販売台数が70万台を超える水準まで伸びておらず、

過去最高の800万台を記録した2011年に及ばないため、補助金対象石油燃料の値上げが、直接影響しないものの、

インフレ率の上昇などによって需要の減退を招いていると予測されていました。

しかしインフレ影響が尾を引くと思われていましたが、、、二輪車の販売が2013年後半で盛り返すようになります。

【8月】

《首位:ホンダ》

販売台数:前年比1割増の450万台

《2位:ヤマハ》

販売台数:5%増の255 万台

《3位:カワサキ》

販売台数:3割増の16 万台

要因としては最低賃金の上昇で購買力が上がった工場労働者による二輪車の購入が増加。
異常気象で収穫時期がずれ込んだことによる農作物の価格上昇で農家による購入も増えているとみられています。

 さらには各社新製品の投入によって新たに購入層を増やしているとも考えられています。

2輪車の普及が進み、家族所有から個人所有に移行しているためです。

[各社の新製品の動き]

《ホンダ》主力のスクーター「ビート」を2012年10 月にフルモデルチェンジ、2012年末から相次いでスポーツタイプの新型2車種を投入したことによる効果で、

1~8月のセグメント別シェアは下記のように。

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スクーター69%(前年同期は66%)

スポーツ29%(同17%、モペッド型スポーツ車含む)。※モペッドのシェアは58%を維持。

《ヤマハ》今年から二輪ロードレース世界選手権の最高峰モトGPで常勝しているイメージを前面に押し出した販促活動を実施。

ブランド・ロイヤルティー(銘柄への忠誠心)の高い顧客を取り込み、目標を実現します。

《スズキ》主力のモペッド型スポーツ車「サトリア」が7月の新型投入で伸びてい るほか、

上位2社に後れを取っていたスクーターでも11 年末に投入した「ネックス」の出荷が徐々に増えています。

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《カワサキ》3社と異なり、中高価格帯のスポーツタイプを中心に事業展開予定。

【9月】

9月の二輪車販売台数は前年同月比9%増の67万5,902台。7か月連続で前年同期比を宇和まりました。

1~9月のメーカー別販売台数は下記のようになります。

《首位ホンダ》前年同月比13%増、シェア60%

《2位ヤマハ》2%増、シェア32%

《3位スズキ》1%減

《4位カワサキ》14%増

《TVS》21%減

販売台数は上記のようになっていますが、輸出はどうなっているのでしょうか。

【輸出5月】

5月の輸出台数は前年同月比69.3%減の2,547 台。

1位:TVS1,340 台(20.0%増)

2位:ホンダ454 台(2.4 倍)

3位:ヤマハ400 台(76.5%減)、

4位:カワサキ352 台(52.2%減)

スズキは1台で、前年同月の4,546 台から大幅に減った。

【輸出9月】

9月の輸出台数は73%減の2,237台で、全メーカーがマイナス成長。

1位:TVS779 台

2位:スズキ542

3位:ヤマハ500 台

4位:ホンダ216台

5位:カワサキ200台

上記では今年の販売台数の推移を主にみてきましたが、現在各社はどのような動きになっているのでしょうか。

前にも記述があるように、最近はスポーツ車がよく売れているそうで、各社で販売戦略を立てています。

AISIによると1月~8月のスポーツ車の出荷台数は前年同期比34%増の87万4,000台。

市場に占める割合は17%。1位はスクーターの63%。2位はモペッド型の2割。

スポーツ車ではヤマハの「V-IXION」(前年同月比42%増の29万4,000台)、ホンダの「CB150Rストリートファイアー(11万1,000台)」が

市場をけん引。

New Yamaha Vixion 2013 150ccHonda CB150R Streetfire

スズキのスポーツ車「サンダー(125cc)」は販売が落ちており、より本格的なスポーツ車が人気になっている傾向があります。

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(上)サンダー(125cc)

川崎重工業は中価格帯のスポーツ車を中心に事業展開。

また、250ccを超える大型二輪車の需要も伸びています。

100 万円ほどするスポーツ車「ER―6n」(650cc)を2011 年末に投入、年間1,000 台を販売。

kawasaki-er-6n-wallpaper-2013reviews.com_

ヤマハとスズキも、年内に大型車の販売を本格的に開始する。

ヤマハは11 月にフラッグシップモデルの「VMAX」(排気量1700cc)、スーパースポーツ「YZF―R1」(1000cc)、「YZF―R6」(600cc)、
スクーター「」(530cc)の4車種を一気に投入する予定。

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(左上:VMAX、右上:YZF-R1、下:TMAX)

t-max-2012-50th-300x225

スズキは、近く200cc クラスのスクーターと、600~1300cc のスポーツ車を数モデル投入予定。

フラッグシップモデルの「ハヤブサ」(1300cc)が含まれる見込み。

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二輪車市場で6割のシェアを誇るホンダはスポーツ車のみ他社より遅れを取っています。(2013年1月~8月で前年同期の17%から29%まで増)

【スポーツ車市場での各社シェア(13年1~8月)】

ヤマハ40%

ホンダ29%

スズキ21%

川崎10%

以上まとめると、、、

2013年前半まではインフレによる耐久消費財の買い控え及び車両ローンの頭金規制で、消費者の需要が一時落ちたものの、

後半からはインフレ以上に最低賃金が都市部にて上昇したこと、農作物の価格上昇などで、農家・工場労働者などが購入に余裕が

出てきたため、需要は回復に向かっています。

また、スポーツ車、大型車という新しい製品のニーズの高まりもあり、

まだまだ二輪車の需要がインドネシアではあるといえます。

さらに注目すべき点はインドネシアはやはり内需で支えられているということです。

輸出が減る一方で国内販売は増えています。8月はラマダンの月でもありましたが、それでも

購入量は鈍化傾向ながらも増加しています。

四輪車よりも需要が鈍化しているといわれていますが、まだまだ見込みはありそうですね。

 

インドネシア語関連記事:

http://www.bisnis.com/sepeda-motor-penjualan-belum-menggembirakan

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